有名な「雨ニモマケズ」の詩の中で、「決シテ」とありますのはこの行だけです。仏教では、根本的な煩悩とされているのが貪(とん・必要以上のむさぼり)、瞋(じん・怒りの気持ち)、痴(ち・真実を理解しない愚かさ)の3つで3毒と呼ばれるそうですが、瞋の字が使われております。

このごろは、怒りの思いは健康にも良くないと言われるようです。まさに毒ですね。今日も自分目線での正しさから腹を立てる自分がいる。瞋りを消せば、戦争もなくなる。怒りを消す、小さくすること、これは、一人一人が真剣に取り組むべき時期が来ているのではないかと、一人勝手に思いました。

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