秋の日に タイヤ屋さんの 美術館 妻と二人で 訪れぬ ひときわ目をひく 作品は 尊きその名も 「来迎圖」 門外漢の わたくしが 語る資格は なけれども やむにやまれぬ サンサシオン 作者の意図は わからねど わたくしなりに 受けとめし 思いの歌と なりにける 世俗にまみれ いつの間に 着けし仮面が 本当の 自分の姿と 思いきや 現世を離れる その時に はずしてみれば いかならむ 真(まこと)の自分に 気付くのか 見栄や偽り 小細工も かなぐり捨てし その姿 思いのほかに ステキかも そしてまばゆく 暖かい 光に吾は 包まれる この世の仮面が 取れたなら 意外と楽に 逝けるかも そこまで知れば 死ぬことも さほど怖くは なくなりぬ 自称悟った 坊さんや 高い金とる スピ系の 先生たちの 話など 無縁と思える 芸術家 その爽やかな 作品に 素直に心 開かれぬ。
(美術館で購入した作品集より)
(以下、その一部。本物は亡くなる人と、看取る人がよくわかります。2枚めと3枚めがくっついてしまいました。)
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