親の影響もあり、古いですが寅さんの映画はとても好きです。そこには日本各地の祭り、文化、習俗、そして今は廃線となってしまったローカル線などが映され、子供の頃(シリーズによってはさらに昔)に帰ったような気持ちになります。山田洋次監督にはただただ感謝です。
数ある寅さんシリーズの中でも、浅丘ルリ子さんと後藤久美子さんが登場する作品は、寅さんの欠点をおもいっきり突っ込んでおり、まるで自分のことのように、ガツンと気付きを頂ける作品だと思いました。
寅さんの言葉に対し、リリーさん(浅丘ルリ子さん)は、「カッコ悪くてもいいから、男の気持ちをちゃんと伝えて欲しいんだよ女は。だいたい男と女の間は、どこかみっともないものなんだ。あとで顔から火が出るほど恥ずかしいこと、たくさんある。愛するとは、そういうことなんだ。きれいごとなんかじゃないんだ。卑怯、いくじなし、体裁ばっかり!」(要約した台詞です)
ああ、せめて20歳台前半に、このことに気づいていれば、私の人生も変わっていただろうに。今からでも心に留めて、(恋愛以外にも)がんばります!
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